ビリギャルよりビリから慶應を通信で卒業しました!-卒業までの勉強法書いていきます-

高校中退から高卒認定試験を受けて、慶應義塾大学の通信教育課程を卒業しました。 卒業まで5年間において自分が得た、経験や知識をブログに示していきたいと思います。

インドの教育⑶教育実践方法

こんにちは。
今回は、インドの教育第3回目です。
インドでおこなわれている教育実践方法について書いていきます。
インドの子どもたちは、かけ算の九九とかを小さい頃からひたすらやっているようなイメージを持っていましたが、実際は少し違うようでした。
今回は、実際にインドでおこなわれている教育法の中から、英語と数学に焦点を当てて記事にしました。

⑶インドの教育実践方法

インドにおける教育の現状

インドの教育事情は時代とともに変化を遂げて発展してきました。
インドでは、年々国民生活は豊かになり、親自身が教育を受けた世代に変わりつつあります。
教育への関心が高まり、特にデリーやムンバイといった都市部では、少子化の影響も加味して子どもに費やす教育費が増加しました。
また10年ほど前から、未就学児からの早期教育が注目を集め、プレスクールビジネスという新たな市場も生み出しています。

家庭における教育も変わってきました。
英語を話すことは成功への必須条件となりました。親たちは文法などにはこだわらず、家庭でも英語を取り入れて生活しています。
さらに英語だけではなく、家庭でも、特に母親が勉強を教えるようにもなりました。
インドでは出産を理由に自分のキャリアを諦めた女性も多いです。教育を受けた女性が、主体的に子どもの学習に関わっています。

またインドでは書籍が安く手に入ります。子ども向けの教材も種類が豊富です。
1冊の中に、ぬりえ、アルファベットや数字の書き取りなどが収められたテキストなど、幼児でも飽きずに学習を進められる教材などもあるそうです。

インドでは、幼少期から、家庭において英語や算数の勉強が積極的に開始されるようになっています。

英語の教育方法

イギリス支配下には、インドでは、国民に英語の使用が強制されていました。
独立後にはヒンディー語が正式な公用語となりましたが、英語も準公用語となりました。
このほかにもインドでは、22の指定言語があります。子どもたちはその言語も使用するので、地域によって最低3種類の言葉を覚えることになります。
しかし、現在は、英語があらゆる場面において優先されるような「英語至上主義」の社会になりつつあります。

インドの英語教育方法は、日本とは少し違います。
会話に関しては各家庭や学校で幼少期から始まっています。学習としての英語導入は、一般的には3〜4歳から始まります。
まず、フォニックスサウンドという音からアルファベットを覚えていきます。
例えば「h」は「エイチ」としてではなく、吐き出すような「フ」と「ハ」の間の音で覚えていきます。
これを徹底的にやると「a、e、i、o、u」の母音を覚えることで、知らない単語でも音から読み方を想像できるようになります。
そして「cat、cap、map」といった同じ母音を持つ簡単な単語を一度にたくさん使って、読み書き取りを徹底的にやります。
このとき「キャット」と発音しながら書き取りをするのではなく「カ、ァ、ト」のようにフォニックサウンドで一文字ずつ発音しながら書いていきます。
このような方法で学習する習慣をつけると、文字数の多い単語でも、書き間違えることなく確実に書けるようになっていきます。
幼少期に覚なければならない、基本的な単語は相当数ありますが、子どもたちはあっという間に自分のものにしていきます。

インド人の算数勉強方法

インドは数字の「0(ゼロ)」の概念を生み出した国で、昔から数学的な力に長けていました。
学校では、インド式計算のような学習方法をおこなっているイメージがありますが、そういうわけではありません。
インド人に聞いても、簡易な計算方法としては理解しているが、インド式計算を学校で教えられることはないそうです。

インドでは、1年生になる前から算数を学校以外の場所で学習します。
算数の勉強は「アバカス(簡易式そろばん)」と「カウンティングボード(マス目に1から100までの数字が書かれたもの)」といったものを使います。
「アバカス」は、足し算や引き算の学習を始める時に使われますが、子どもたちはすぐにアバカスなしで計算できるようになっていきます。
「カウンティングボード」は、数学の概念に関する基礎づくりの補助に利用します。「カウンティングボード」のパターンにはさまざまな形があります。例えば「15、17、19、21」という数字の配列から、数字が2ずつ増えるパターンであることを認識させます。また、5、10、◯、20といった「スキップナンバー」といった虫食い問題などにも使用されます。
これらの勉強に相当時間を費やすことで、かけ算への移行をスムーズにして習得を早めます。九九の丸暗記から、かけ算を覚えていくという方法とは違います。

さらに算数と同時に、コンピューターの勉強も始まります。幼稚園でもコンピューターの授業があります。
幼稚園にはコンピュータールームがあります。教科書に沿って用語の紹介から、起動や終了といった基本的な操作を学んでいきます。
さらに子どもたちは、図形を使ったお絵かきなどをしながら、プログラミングを学ぶ基礎づくりを完成させていきます。

日本と比べると、英語、算数どちらも早い段階からはじまる教育ですが、そこにはインドの教育制度が影響している部分もあります。

次回は、そのようなインドの早期教育の場となるプレスクールについて書いていきたいと思います。

今回も読んでいただきありがとうございました。

(参考文献)
インド人がすごいのはなぜ?インドにおける最新の早期教育事情【後編】 | SHINGA FARM
インド人の頭脳は、家庭教育で作られる! | 雑誌『プレジデントファミリー』の公式サイト(プレジデント社)