ビリギャルよりビリから慶應を通信で卒業しました!-卒業までの勉強法書いていきます-

高校中退から高卒認定試験を受けて、慶應義塾大学の通信教育課程を卒業しました。 卒業まで5年間において自分が得た、経験や知識をブログに示していきたいと思います。

インドの教育⑷早期教育

こんにちは。
今回は、インドの教育第4回です。
インドでは教育開始の早期化が進んでいます。
そのような早い段階からの教育が優秀なインド人を生み出す土台になっているようです。
今回は、そんなインドの早期教育の実情について記事にしました。

⑷インドの早期教育

拡大するインドの就学前教育

インドでは、幼児教育に関する事業が拡大しています。
幼児教育に関する産業規模は、2020年に34億ドルになると予測されています。2015年の21億ドルから1.5倍に拡大する見通しです。
インドには、現在公立の幼稚園は存在しませんが、私立幼稚園が増加しています。
民間企業のkidzeeやEurokidsなどが、この分野で事業を拡大しているようです。
kidzeeは、ネパールを含む550都市の1700か所で施設を運営しています。45万人の幼児教育に携わってきました。
Eurokidsは、出版社が2001年に立ち上げた幼稚園です。900か所以上で事業を展開しているそうです。

州レベルで就学前教育を導入する自治体も現れています。
インド北部パンジャブ州政府は、2017年11月から、公立の初等教育機関1万2500校で、就学前教育を始めました。
北部ジャム&カシミール州でも公立の教育機関で、就学前教育への投資拡大に乗り出そうとしているそうです。

義務としての幼児教育

幼児教育は、インドの教育制度で決められているいます。

インドの教育制度は、イギリス統治時代に上流階級に対しておこなわれた英語によるエリート教育を基にルーツがあります。
イギリスからの独立後は、階層という枠を超えてインド全土への普及を目指しました。1986年の教育改革で学校カリキュラムの統合など、教育の普遍化に向けた取り組みをおこなってきました。

現在、インドの学校は州の管轄下にあります。
それぞれの州でカリキュラムの独自性が進み、英語での教育が重視されるようになっています。国際バカロレア機構の認定校や米国、英国の有名大学との提携校も増え、学校教育の国際化も進んでいます。

幼児教育に関しても国の政策があります。
0~6歳の未就学児童に対して、保育に加えて「読み、書き、算数」を目的とする「幼児教育統合プログラム」が制定されました。学校教育が始まる前に、算数を勉強することも、国の教育方針の一つとなっています。

コンピューター教育については、幼児に向けプログラムには含まれていませんが、国を挙げてIT教育に力を入れているため、学習開始の年齢は年々早まっています。

幼稚園とプレスクール

インドの未就学児は、私立学校の幼稚園(キンダーガーデン)、又はプレスクールに入ります。
多くの家庭では、まずプレスクールに通わせて学習の準備をして、幼稚園を1〜2年経験した後に学校へ上がるのが理想的と考えています。

インドのプレスクールは、国が制定している幼児プログラムに基づき、それぞれが独自の教育をおこなっています。
モンテッソーリ教育など、海外のオルタナティブ教育を取り入れたスクールや、国外の大学の提携校などは人気が高いです。教師も海外での研修を重ねたレベルの高い人材が指導に当たります。
そのようなスクールでは英語が使用されています。ヒンディー語の方が慣れている子どもたちも、プレスクールに入ると、教師たちのサポートですぐに英語での生活に適応できるようです。
英語を習得できるという点が、プレスクールに通う最大のメリットになっているようです。

インドのプレスクールでは、教師などの学歴を公表しています。
プレスクールを選ぶインドの保護者たちは自分たちの学歴にも自信を持っている人が多いです。学歴や知名度を非常に重視するため、スクールは教師・アドバイザー・マネジメントの学歴を公開しています。
親たちは、スクールの教育方針、教師の経歴、マネジメント及び、口コミなどからスクールを厳選します。
なかには自身のキャリアを生かし、自分でプレスクールを立ち上げた親さえいるほどです。
プレスクールの人気は年々高まり、スクールの質も向上し数も増え続けています。

プレスクールの教育

多くのプレスクールでは勉強だけでなく、自立の補助や人格の育成ということを理念に掲げています。その先に算数や英語といった学びがあると考えています。

スクールでの生活は、年齢によって違い、時間割やプログラムなども変わってきます。
3歳までは、毎週火、木といったように毎日ではありません。知育玩具による遊び、アートや朗読、おやつ、リズム、歌などで構成され、適宜片付けの時間があります。
4歳からは学習の準備が始まります。毎日通学して学校にいる時間も長くなり、英語などの学習も導入されます。自由な外遊びの時間も増え、幼稚園や学校へ対応するためのプログラムが増えていきます。
プレスクール中には0歳児クラスがあるスクールもあります。研究の成果に基づいた教育がとても早い段階からおこなわれています。

早期の教育に加え、優秀なインド人を生む要因には、インド人の自信があります。
そのような自信はインドでの子どもに対する考え方から生まれるようです。
インドでは「子どもには神様が宿る」と考え、子どもを非常に大切に扱います。大切にされた子どもは、人前でも堂々と振る舞い、発言や発表することが得意になります。
この点は、前に調べたユダヤ人などにも共通するところがあると考えられます。
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インドの母親が子どもに愛情を持って接する余裕があることも要因の一つです。
インド人の家庭では多くがメイドを雇い、家事の大半をメイドに頼る文化があります。育児に関わる人の肉体的、精神的な負担をかなり軽減しています。
そのような助けもあり、インドの母親たちは子どもを少しのことで感情的に怒ったりすることなく、うまく子どもとの関係を築くようです。
このような母子の信頼関係は、家庭での勉強をよりスムーズにしていきます。

大切にされ、満たされた環境で幼い頃からから学習の準備するインドの子どもたちは、自信に満ちて成長していきます。英語を使いこなし、さまざまな能力を発揮しながら、世界で活躍していくようにな人物が育っていくのでしょう。

以上がインドの早期教育の実情でした。
インドでは、幼稚園や小学校に入る前の段階から将来に向けた準備がプレスクールという場所で進められているようです。
子どもたちは、幼い頃から、親の愛情のもと世界的に活躍出来るような、力を身につけていくようです。
しかし、インドには、そのような環境を享受できない子どもが大勢いるという現実もあります。
次回は、インドの教育格差問題について書いていきたいと思います。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

(参考文献)
インド人がすごいのはなぜ?インドにおける最新の早期教育事情【後編】 | SHINGA FARM