ビリギャルよりビリから慶應を通信で卒業しました!-卒業までの勉強法書いていきます-

高校中退から高卒認定試験を受けて、慶應義塾大学の通信教育課程を卒業しました。 卒業まで5年間において自分が得た、経験や知識をブログに示していきたいと思います。

5ステップで完成させるサバイバル式レポート作成術(序章)

こんにちは。

先日、慶應義塾大学の入学式が行われていたんですね。ご入学されたみなさま、おめでとうございます。

 

自分は入学式に行きませんでした。仕事もあり、関西に住んでいるので、行くことが大変ということもあったのですが、入学式に行くとそれだけで達成感を味わってしまうかも知れないという謎の心配をして、参加することを辞めた記憶があります。今思えば、行ってみたら良かったなあと思います。

 

最近は通信大学生向きのレポート作成方法の記事を書いていました。自分は慶應通信で、教職課程を合わせるとレポートを100本以上書きました。1つのレポートはだいたい4000字くらいなので、合計すると40万字以上です。これが多いのか少ないのか分からないですが、結構大変でした。入学当時は、レポートを一つ仕上げるのが本当に大変でした。

 

論文はおろかレポートも書いたことのない高校中退者が通信制大学に行くことは、丸腰でジャングルに入り込むようなものです。高校中退でなくても、大学卒業から年数の経った学士の方や、高校卒業直後でも勉強を全くしなかったという人も同じようなものだとは思いますが。

 

レポートの書き方の記事は、以前にも書いたのですが、読み返してみると長々とした文章でわかりにくい部分が多かったです。そこで、もっとシンプルに分かりやすく、そしてレポートをとりあえず完成させるということを主目的にして、記事を書き直してみました。また、今回は慶應通信だけでなく、他の通信大学の方にも使えることを意識しました。

 

今つくっている記事では、とりあえずレポートを完成させるということに主眼を置いているので、論文として完璧なものをつくるということはとりあえず置いといてギリギリ合格を目指すような方法と考えてください。本当を言えば、レポート作成の参考書などを読んで、その通りにできれば一番いいとは思います。以前から紹介していますが、戸田山和久さんの「論文の教室」を読んで、その方法をマスターできれば絶対に大丈夫だと思います。この記事を書くにあたって「論文の教室」を久しぶりに読みましたが、本当に読みやすくて、内容も十分で、いい本だなと改めて思いました。

新版 論文の教室 レポートから卒論まで (NHKブックス)

新版 論文の教室 レポートから卒論まで (NHKブックス)

 

しかし、レポートを一度も書いたことがなくて、いきなり一人で始めるとなった時に、参考書を読むだけでレポートをつくるのは大変です。おそらく慶應通信でも、レポートがつくれずに学習自体に挫折して卒業を諦めてしまうようなことも多いと思います。この記事の方法だと、完璧なものをつくれないかもしれないけど、最低限のことをクリアしてレポートを完成させることはできると思います。

 

今回のサバイバル式という言葉は、とりあえずレポートを完成させて通信制大学で何とか生き残って卒業を目指すための方法という意味もあります。レポート作成を家づくりに例えてみると、戸田山さんなど参考書に書いているやり方は、建築士が都会に家を建てる時の方法です。設計図を書いて、材料を発注して、それを集めて、図面通りに資材をはめ込んで完成させる。そんなレポートのつくり方が参考書などで紹介されている方法です。

 

このブログで紹介する方法は、ジャングルで野営地をつくる時のようなやり方です。サバイバルのような状況で家ををつくる時には、設計図をつくって材料を発注するようなことはできません。自分で歩き回り、使えそうな物を集めてきて、とりあえずそこにある物を組み合わせていきます。そして足りないものを集めて足していく。そんな繰り返しでとりあえずの寝床を確保します。この記事のレポート作成術はそんなやり方です。使えるものを使い、見栄えは悪いけど、生き残っていくために最低限の家を完成させるような方法です。

 

この考えは、最近自分がはまっているサバイバルに関連したYouTube動画チャンネル「ナスDの大冒険」や「ディスカバリーチャンネル」からヒントを得ました。

すいません、無関係なものを紹介して。それらのチャンネルでは、無人島や砂漠の真ん中、ジャングルの奥地で、何の装備もなく裸の状態で、数日間暮らしていくといったことをやっています。挑戦者は、現地にある植物や、流れ着いたゴミ、動物の死骸など使えそうなものを何でも集めてきて、そこから家をつくっていきます。足りないものは再度探しにいったり、自分で加工したり、とりあえずあるもので、完成させていきます。

 

今回の方法でも、とりあえず使えそうな情報を集めてきて、そこから形づくっていきます。この方法が参考書と具体的に違うところは、はじめからレポートの構想をつくらないことです。先にレポートの材料となる情報を集めてから、とりあえずそれを組み合わせていき、必要であれば後から全体の構想を考えていくという方法です。レポートの設計図であるアウトラインは後からつくる、又はつくりません。この方法では、卒業論文くらいになると無理かもしれないですが、レポートならどうにかなると思います。

 

さらに今回の記事では、わかりやすくするために、少し強引なところもありますが、以下のような5つのステップに分けて説明することにしました。

①何をどう書くか決める

②情報を集める

③パラグラフをつくる

④パラグラフをつなぎ合わせる

⑤仕上げる

 

次回から説明していく具体的な手順は次のような感じになります。

【具体的なレポート作成手順】

①何をどう書くか決める

・課題内容を把握する

・テーマを理解する、決定する

 

②情報を集める

・情報を探す

・文献を読む

・メモ書きをする

 

③パラグラフをつくる

・メモ書きを分類する

・メモ書きをもとに文をつくる

・メモ書きを組み合わせる

 

④パラグラフをつなぎ合わせる

・パラグラフを分類する

・パラグラフを型に当てはめていく

・パラグラフを補強する

・章の説明文をいれる

 

⑤仕上げる

・注、引用参照、参考文献を書く

・序章・結論を書く

・推敲・校正する

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今回はレポートのつくり方を説明する前に、その前提のステップ⓪として論文・レポートとは何かということを一応説明したいと思います。そんなこと分かっているという人は、次の記事から読んでもらっても大丈夫です。

 

⓪論文・レポートとは

論文とは、一般的には学術的な研究結果などを発表するためにつくる文章です。大学でつくるレポートも論文のようなものです。ある問題に対して自分なりの意見を持ち、それを論理的に説明する文章が論文です。論文をつくる目的は、とりあげた問題に対する自分の意見を、みんなに納得してもらうことにあります。納得してもらうためにさまざまな証拠を集めて、主張の真実性を証明していきます。

 

論文には問い、主張、論証という3つの要素が必要不可欠です。

問いとは、論文において設定した問題です。例えば「世界の中でどの国が一番住みやすいのか」といったような問題が論文の問いです。

主張とは、問いに対する自分なりの意見です。「日本が世界の中で一番住みやすい」などの問いに対する答えが主張です。

論証とは、さまざまな証拠を使い自分の主張の裏付けをすることです。例えば「治安が良い」「気候が良い」「人々が温和」など根拠をいろいろと並べて、ほかの人に納得してもらうために、証拠をあげて説明していくことが論証です。このような3つの要素があり、論文独自の形式を備えたものが正式な論文と認められます。

 

論文をつくることができれば、レポートも書けます。大学の課題として書くレポートは、文字数が指定された短めの論文、または、先行研究をまとめて報告するような論文の一部です。通信制大学の卒業を目指す場合には、論文・レポート作成は避けて通れません。

 

レポート学習は、慶應通信でも学びの中心です。多くの単位をレポートが必須な通信授業で取得しなければなりません。定期試験のような存在である科目試験での解答も、論文の形式をした文章(小論文)を書くことになります。また、慶應通信でも必須となっている卒業論文は、まさに論文を作成することです。したがって、論文作成を極めれば、卒業に大きく近づきます。

 

大学以外の場においても、仕事やブログで文章を書く時などさまざまな場面で、論文・レポート作成を学ぶことは役に立ちます。大学に入ったら、早いうちに、論文作成をマスターしましょう。

 

最後にまとめてみます。論文とは、問い、主張、論証があり注、引用、参考文献などが表記され形式の整った論理的な文章です。そして、誰が見ても書いていることの真実性を確認できるように仕上げられて、はじめて論文として認められます。

 

大学で課されるようなレポート課題も論文と同じようなものです。課題で何を問われているのか理解して、問いを設定して、それに対して自分なりの答えを出し、その答えの理由づけをしていくような作業がレポート課題でおこなうことです。

 

次回はそのようなレポートの書き方について具体的に書いていきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。